ああ、節子という女性は、かくも強くたくましく、
その名前を持つ私自身も近い人生を送っているのかしら?
お陰様で、介護施設で元姑は大往生した。
面会に行くと、いつも幸せそうに笑っていた。
「あんた誰け?」と、毎回言いつつも。
彼女は最後にバナナプリンを食べて
「美味しかった」とにっこり笑って
私の手を握って旅立った。
満足のいく見取りをさせて貰たことに
本当に感謝しかなかった。
私も彼女も運が良かったのだろう。
そういう私も3人の子供たちには
「食べること、おしゃべりすることが
出来なくなったら延命しないでね。」
と、伝えてある。
認知初期を何かちょっと変?の気づきで
進行を大きく遅らせることが出来る事も、
切れやすい老人はMCIかもしれないことも、
お金取った!は、介護の勲章であることも、
この本を読まないと知らなかった事ばかりだ。
介護も内縁の方が担っていく事もあり、
事実婚であっても同居証明書で遺族年金が
貰えるかもしれないということも知らなかった。
泣き寝入りしがちな方々へのメッセージも
本書にこめられいる。
介護する側を大切に思っているのだと思う。
今日もぽっかぽっかでボケ日和♪
私も笑顔で家族を見送れる人が
増えてほしいと思いました。
ありがとうございました。